オジサマの聖地 銀座ルノアール

喫茶店の銀座ルノアールが、いくつかの店舗の内装をリニューアルしました。今まで「大正ロマン」をテーマにしていたのを、「昭和モダン」に切り替えるそうです。

スターバックスを代表するシアトル系の喫茶店が幅を利かせて、純喫茶が次々に閉店する昨今。昔ながらの喫茶店であるルノアールは、都内に新規店舗をオープンする程に勢いがあります。
なぜこのデフレの時代に、フルサービスのお店が支持を得ているのでしょう?

もともとルノアールの前身は、コーヒーとは正反対に位置するであろう、煎餅屋さんでした。花見煎餅という煎餅店の喫茶部門第1号が銀座ルノアールで、当時は煎餅やお茶が取り扱われていたそうです。その後は花見煎餅の株式をキーコーヒーが買い取り、子会社化しています。

ライバル店を利用してから気が付くのが、店内のゆったり感。お隣に気兼ねすることなく寛ぐ事が出来ます。また注文をすると給仕さんが料理を運んできてくれます。
セルフサービスのチェーン店に慣れていると、なかなかに新鮮なんですよ。なので思わずフードメニューも頼んでしまいます。
トーストやサンド類など自分で注文したのを席に持っていくサービスであれば、こんなワクワクしないものです。

一見したところ今風とは思えないこのサービスは、意外な所で生きてきます。
わかりやすいところだと、上司や顧客とのミーティングです。

最近のファミレスはドリンクバーが主流となりましたし、前述した通りシアトル系コーヒーショップはセルフが基本なので、身分のある人とやり取りをするときにはルノアールのフルサービスが大活躍してくれるのです。
ちょっと年齢の高めな、しかも管理職の方ともなると、自分でドリンクを持ってくるというのがみじめったらしいと不評のようですし。
しかも座席もテーブルも広く、お客さんの年齢層も高いからマナーの悪いお客さんも少なめ。
いついってもお客さんがいる理由が分かる気がします。モーニングもかなり安いですしね。
最近は若いお客さんもノートPC片手に足を運ぶそうです。

チェーン系喫茶店の競争は、血で血を洗う修羅の世界みたいなイメージがありますが、実際街をまわって見ると割と上手く住み分けが出来ているように思います。
予算やシチュエーションによって色々なお店を選べる方が、お客さんとしても助かりますよね。